外国人の所得税申告についての勉強会開催ー講師:矢嶋税理士
長年にわたり外国人の所得税申告を手がけてこられた矢嶋税理士を講師にお迎えし、「外国人の所得税申告の留意点」についてご講演いただきました。実務に即したポイントを、図を交えながら非常に分かりやすく解説してくださり、参加者にとって大変有意義なものとなりました。
外国人は日本における滞在状況や期間によって、居住形態(永住者・非永住者・非居住者)が分かれ、課税対象となる所得の範囲が異なります。
中でも、非永住者の課税所得の判断は非常に複雑で、送金の有無や所得の種類によって扱いが変わるため、慎重な対応が求められます。
また、特定有価証券の譲渡所得については、購入時期によって課税対象となるかどうかが異なるケースがあることもご説明いただきました。こうした判断には、証券取引の履歴や居住開始時期などの確認が重要となります。
勉強会の最後には、実際に外国人の確定申告書を作成する際の注意点について、質疑応答の時間が設けられました。参加者からの具体的な質問に対して、矢嶋税理士が丁寧に回答され、実務に役立つ知識を深めることができました。
今回の勉強会は、外国人の税務対応に関する理解を深める貴重な機会となりました。



